買取作家 萩谷 巌

萩谷 巌

(はぎのや いわお) 洋画家 サロンドートンヌ審査員

生没:1891年~1979年

サロンドートンヌの審査員も務め、日仏で高く評価されている洋画家です。
5度にわたる渡仏は晩年になっても多くの作品を生み出す力となりました。

九州で生まれ、幼い頃から絵が好きだった萩谷は、家族の反対を押し切り画家になるため上京します。黒田清輝主催の白馬会による洋画教室に通う一方、劇団の舞台背景を描くなどして生計を立てました。
1919年には光風会展で入選。まもなく地元福岡でパトロンを得て絵を学ぶためフランスへと渡ります。

フランスではあこがれていたシャルル・ゲランの絵画教室に通い、渡仏翌年には早くもサロンドートンヌで入選を果たしました。これをきっかけにフランスで開かれる展覧会で次々と入選を果たし、日本でも記念の個展などが開催され徐々にその名が知られていきます。

1929年にはベルギーで開催された展覧会に出品したバラの作品が王室買上になり、以来萩谷は好んでバラを描くようになります。

戦時中は日本で過ごしますが、1952年には早くも再びフランスへと戻り多くの作品を生み出しました。1971年には80歳を超える高齢にもかかわらず5度目の渡仏。1年半近く滞在し80点を制作するなど、創作意欲は晩年になっても衰えませんでした。

ベルギー王室買上がきっかけとなり萩谷が好んで描いた「薔薇」の作品は、画壇で「薔薇の萩谷」と呼ばれるほど知られていました。

1891年 福岡・朝倉郡に生まれる。
1908年 画家になりたくて家出をする。翌年上京。
1910年 白馬会系列の展覧会にて入選。
1911年 劇団の背景画主任として興行に同行。
1913年 小学校を借り個展を開催。
1919年 光風会展にて入選。
1922年 フランスに渡る。翌年シャルル・ゲランに師事。
1924年 サロンドートンヌで入選。
1926年 サロンドートンヌ会員となる。
1933年 サロンドートンヌ審査員を務める。翌年帰国。
1945年 空襲でアトリエが焼失。以後秋田に4年疎開する。
1965年 アラスカやカナダを訪問。
1971年 5度目の渡仏。
1979年 画集が刊行。同年死去

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